ダイビングのライセンスを取得するなら始めに受講するプログラムはオープンウォーターダイバー講習です。
体験ダイビングをしたことのない方でも参加することができます。
ダイビング指導団体によって名称の違いなどありますが、ここでは、世界最大のダイビング指導団体PADIのオープンウォーターダイバー講習について説明します。
オープンウォーターダイバー講習に申し込む前に
ここではまず申し込む前にオープンウォーターダイバー講習の概要についてお話ししていきます。
オープンウォーターダイバーになると何ができるの?
オープンウォーターダイバーになると水深18mまで潜ることができます。
水深18mですので、イメージとしてはビルの5階ぐらいの高さになるでしょうか?
結構深くまで潜ることができるんです。
リクリエーションダイビング(遊びとしてのダイビング)は単独潜水はできませんので、同じレベルのダイバー資格を所持している人とであればダイビングできます。
オープンウォーターダイバーは何歳からできるの?
オープンウォーターダイバー講習は満10歳から参加できます。
ただ、10歳から14歳まではジュニア・オープンウォーターダイバー認定になります。
講習内容は同じですが、制限がかかり、潜れる水深は最大でも12mまでとなります。
また、ダイビングをする時には必ず保護者かダイビングプロフェッショナルと一緒に潜らなければなりません。
オープンウォーターダイバーは誰でもできるの?
健康であれば講習には参加できます。
参加前に指導団体規定の「病歴診断書」を見て、該当項目がないことを確認します。
一つでも該当項目がある場合ですが、かかりつけの医師に診断してもらい、医師の許可があれば講習に参加できます。
その証明として、多くの指導団体では、規定の病歴診断書に医師の署名欄があります。
また、ダイビングショップによっては、上限年齢を決めているところもありますので、心配ならショップに直接確認してください。
オープンウォーターダイバー講習にかかる費用と日数
講習にかかる費用ですが、お店によって異なります。
「全て込み」で表示しているダイビングショプもあれば、「申請料別」とか「レンタル器材は別」、「海洋実習費別」などのお店もあります。
あまり低価格(9,800円とか29,000円など)な表記のダイビングショップは、講習前にダイビング器材を購入の必要があったり、講習中のセールスが強かったりするので、注意が必要です。
目安として、講習費は49,000円から69,000円ぐらいが一般的です。
レンタル器材代は上記金額に別途掛かるところが多いです。
日数ですが、最短で2日間から開催しているところもあります。
ただ、ダイビングは思っているよりも難しいので、最短3日間から4日間ぐらいのお店で、しっかりと教えてくれるところの方が安心で、お勧めいたします。
オープンウォーターダイバー講習の流れ
学科講習
学科講習はネット学習を取り入れているところが増えてきました。
しかし、ダイビング業界はまだネット学習の環境があまりよくない(システム上)ため、テキストを使っているお店もあります。
ほとんどが事前学習中心の講習です。
限定水域講習
いきなり水深が深く、流れのある海での実習はリスクがありますので、まずは、穏やかな環境でダイビングスキル練習を行います。
限定水域とは、プール、もしくは、流れもなく、穏やかで、視界も確保されており、プールに似た環境のことをいいます。
限定水域ではじめてのダイビングスキル練習を行うことにより、安心してスキル練習を行うことができます。
ただ、お勧めはプールでの練習をさせてくれるお店です。
海よりも、プールの方が安心して練習できるからです。
オープンウォーターダイブ【海洋実習】
海洋実習は全部で4本(4回)海に潜ります。
1本のダイビングは最低20分から40分ぐらいです。
1本目と2本目の潜る水深は最大12m。
3本目と4本目の潜る水深は最大18mまでです。
海洋実習は2日間に分けて講習をするダイビングショップが一般的です。
オープンウォーターダイバー講習の時の持ち物
講習時の基本的な持ち物です。
- 教材
- 筆記用具
- ダイビング器材(自身のがあれば)
- タオル
- 水着(夏、もしくはリゾート:講習がウェットスーツの場合)
- 上下専用インナー、靴下(秋〜春:講習がドライスーツの場合)
- ランチ代、もしくはランチ
オープンウォーターダイバー講習のサンプルスケジュール
1日目:
AM:学科講習
PM:プール講習
2日目:
AM:プール講習
PM:海洋実習2本
3日目:
AM:海洋実習2本
PM:認定手続き
まとめ【オープンウォーターダイバーになる/初心者ダイバー講習徹底解説】
体験ダイビングをしたことがなくてもダイビング講習は申し込めます。
最初はオープンウォーターダイバー講習です。
水深18mまでのダイビングを楽しむことができるようになります。
あまり金額が安いお店だと、ゴリゴリのセールスがあったりしますので、事前に説明会などに参加して詳細などを必ず確認することをお勧めします。