プロダイバー&ブロガーのティージェーです。
ダイビングを安全に楽しむために、もっとも大切で一番習得が難しいといわれている中性浮力。
中性浮力を身につけるために必要なダイビング器材はBCDです。
BCDとは
Buoyancy Control Device=浮力調節装置
BCDとは?
のことです。
ダイビングは呼吸方法を上手に使い中性浮力をとります。
息を吸い「肺」に空気を入れて膨らませることにより体を浮かせたり、息を吐き「肺」から空気を抜くことによって体を沈めたりします。
呼吸を上手に使えると手で水をかいだり、フィンをバタバタさせなくても中層の一定の水深で止まっていることができます。
しかし、ダイビングは水深が深くなるに連れて着用している保護スーツなどが水圧でつぶれて、マイナス浮力が強くなります。
逆に浅い場所に浮上していくと、水圧が弱くなるのでプラス浮力が強くなります。
この水圧の影響によって生じる浮力の微調整はBCDによって行います。
中性浮力を極めるということは、呼吸方法は当然ですが、ダイビング器材の一つ、BCDを使いこなす必要があります。
BCDはTUSA、AQUALUNG、MARES、Bismなどたくさんのダイビング器材メーカーが販売しており、その数も様々です。
自分のBCDが欲しいけどBCDの選び方について知らない人もたくさんいます。
ダイビングショップでBCDを勧められたけど、値段が結構高い・・。
本当にこのBCDいいのかな?
そんな思いをした方もたくさんいると思います。
値段が高いから中性浮力が上手になるBCDではありません。
そこで今回の記事では、現役のプロダイバーの僕、ティージェーが選ぶお勧めのBCDを紹介していきます。
自分のBCDを買う必要があるの?レンタルじゃダメ?

まず最初に自分のBCDを買う必要があるのか?
レンタルではダメなのか?
についてお話をしていきます。
結論、別にレンタルでも構いません。
例えば、ダイビングをするのが1年に1回とか2回しか潜らないのであればレンタルでもいいと思います。
しかし、1ヶ月に1回、2ヶ月に1回の頻度でダイビングをするのであればレンタルBCDにお金を払うのはもったいないので、自分のBCDを早めに購入した方がいいでしょう。
また、中性浮力が苦手で中性浮力のスキルアップをしたい方もレンタルではなく、自分のBCDを購入することをお勧めします。
中性浮力はなぜ自分のBCDを使うと上達するのか?
ではなぜ自分のBCDを使うことによって中性浮力が上達するのでしょうか?
大きく2つの理由があります。
- 自分の体にしっかりフィットする
- インフレーターを使いこなす
自分の体にしっかりとフィットする
まず、中性浮力をとるためにはBCDのサイズが自分の体にしっかりとフィットしていることが大切です。
BCDにはシリンダー(タンク)を装着していますので、サイズがあっていないと水中でBCDが体からずれてしまいます。
そのため水中でバランスをとることができず、結果、中性浮力も上手になりません。
レンタルのBCDだと毎回同じサイズのBCDを借りられるわけではありません。
また、同じサイズでもメーカーによってフィット性が異なります。
自分のBCDを持っていれば、BCDのサイズが合わず中性浮力がとれない・・ということにはなりません。
インフレーターを使いこなす
BCDのインフレータホースを使いこなすことも中性浮力を上手にとるために必要です。
中性浮力は主に呼吸を上手に使って浮力コントロールをとりますが、呼吸で補えない浮力はBCDを使います。
そこでBCDに吸排気するシステムがインフレーターホースです。
BCDのメーカーによってインフレーターホースの形状が違いますし、吸気ボタンを押した時にBCDに入る空気の量も異なります。
自分のBCDならインフレーターホースの癖を覚え、中性浮力をとりたい水深で、BCDに必要な空気量を的確にBCDに入れることができます。
当然インフレーターを上手に使いこなすことによって浮力コントロールのスキルは上達します。
中性浮力が上手になるBCDの選び方

BCDは多くのメーカーが色々なモデルを販売しており、毎年デザインなどが変わっていますが、正直、なんでもいいです。
値段の高いBCDを使うと中性浮力も上手になる・・・、決してそんなことはありません。
値段の高いBCDはもちろんそれなりに理由はありますが、高いBCDを買っても、安いBCDでも自分の体のサイズにあっていて使いこなせれば中性浮力は上手になります。
ただ、ダイバーとしてBCDの最低限のタイプについては理解していないとまずいと思うので(普通は講習で習うのですが・・)ここでは簡単にBCDのタイプの紹介をしていきます。
2種類のBCDのタイプ
BCDには一般的なタイプとバックフロートタイプのBCDがあります。
一般的なBCDはジャケット全体に空気が入ります。
一般的なタイプのBCD

一方、バックフロートタイプはジャケットの後ろの部分にしか空気が入らないようになっています。
バックフロートタイプのBCD

バックフロートタイプは欧米では人気がありますが、国内ではあまり人気がありません。
バックフロートタイプは水中で水平姿勢はとりやすいのですが、水面に普通に浮くことが慣れるまでは少し大変です。
そのため、初めてBCDを購入する方は通常のタイプのBCDをお勧めします。
2種類のインフレーターホースの形状
BCDのインフレーターホースも2つの形があります。
肩の上からインフレーターホースが出ているモデルと腰部分にインフレーターが固定されているモデルです。
一般的なモデルは左肩の上からインフレーターホースがきています。
一般的なインフレータータイプのBCD

このタイプのBCDは比較的低価格で購入できるものが多いです。
ほとんどのダイビングショップのレンタルBCDも基本は左肩の上からインフレーターがきています。
空気を入れるときは吸気ボタンを押すだけですが、空気を排気する時にはインフレーターホースを高く水面方向にあげ、ホースをしっかりと伸ばさないとうまく空気が抜けません。
もう一つのインフレーターのタイプはBCDの左腰付近にインフレーターが固定されているモデルです。
インフレーターが固定されているBCD

アクアラングというメーカーでは「i3」と呼ばれ、マレスというメーカーでは「エアトリム」と呼ばれているシステムです。
通常のインフレーターホースに比べて価格は少し高くなります。
ただ、インフレーターが固定されているので、インフレーターを使いたい時に探さなくてもいいというメリットがあります。
また、BCDからエアーを抜きたい時、排気ボタンを押す時に少し肩を水面方向へ向けるだけで簡単に空気を抜くことができるのがとても便利です。
実が今使っているのが、インフレーター固定式のBCDです。
ただ、一般的なインフレーターでも、慣れてしまえば問題ありません。
一般的なインフレーターと固定式のインフレーターでの価格差は大体30,000円〜40,000円です。
ウェイト一体型のBCD
今多くのBCDで主流になってきているのが、ウェイト一体型のBCDです。
通常はウェイトベルトに重りを装着しますが、BCD一体型のモデルの場合、ウェイトベルトをつける必要がほとんどありません。
腰への負担軽減、バランス調整のしやすさもあり、ウェイト一体型のBCDは結構お勧めです。
ただ、別になければないでも構いません。
ウェイト一体型のBCDが中性浮力の上達に直接影響するかというとそうでもないからです。
標準的なBCD

ウェイト一体型のBCD

他にはアクセサリー類をぶら下げるためのDリングの数や、BCD自体の重さなど細かな違いもありますが、大きな違いは
- BCDの中の空気がジャケット全体に入るか?背面だけにしか空気が入らないか?
- インフレータータイプの形状(肩からきているか?固定されているか?)
- ウェイトは一体型かどうか
この3点です。
Amazonでお得に購入!お勧めBCD5選
ダイビングショップで器材を購入しても、割引率もそんなによくないし、ポイントもつかない、ついてもそのお店でしか使えない場合が多いです。
そのため、選ぶポイントさえ抑えてしまえば、Amazonで購入しても問題ありません。
Amazonで購入すればポイントも使えるし、ポイントもたまりますのでお勧めです。
お勧めできるBCD1:TUSA
日本のダイビング器材メーカーです。
「海猿」というテレビドラマや映画をご存知の方もたくさんいると思います。
海猿で使っていたダイビング器材はTUSA製品になります。
ダイビングショップのレンタル品としても使われているぐらい信頼性のある製品です。
しかも圧倒的にコストパフォーマンスがいい。
もちろん使いやすさもいいです。
お勧めできるBCD2:アクアラング
アクアラングは老舗ダイビング器材メーカーです。
耐久性がとても優れており、世界中のダイビングショップで愛されている器材です。
コストパフォーマンスもよく、海外へダイビングに行く時には長時間持ち運びますので耐久性が必要です。
この器材は耐久性にとても優れたモデルのBCDです。
お勧めできるBCD3:スクーバプロ
日本のダイバーに人気のあるBCDです。
一般的なBCDは素材の問題から黒色がベースになっていますが、オレンジ色のBCDで陸上でも水中でも目立つようになっています。
またこのモデルは「スタビジャケット」といわれ、一般的なBCDと異なり、肩の部分まで全て空気が入るようになっており、水中でのフィット感は抜群です。
値段は少し高くなりますが、デザインと耐久性から人気のあるモデルです。
お勧めできるBCD4:マレス
イタリアのメーカーのマレス製品のBCDです。
デザイン性に優れ、また、耐久性も抜群です。
このモデルはBCDが折りたためる構造ですので、コンパクトに持ち運びができるようになるのが特徴です。
僕もマレス製のBCDを愛用しています。
お勧めできるBCD5:マレス ローバー
マレスの低価格モデルです。
こちらもダイビングショップでレンタル器材としてよく使われています。
最大の特徴は肩の部分でワンサイズ調整ができます。
例えば、夏に着用するウェットスーツと冬に着用するドライスーツでは、ドライスーツの方が少しかさばります。
日常の洋服でいえば、夏にはTシャツ、冬はダウンでそれぞれBCDを着るイメージです。
そのため、BCDでサイズ調整ができるのはとても便利です。
また、コストパフォーマンスもいいので、多くのダイビングショップでレンタル器材として使われています。
まとめ【中性浮力が苦手な方に現役プロダイバーが選ぶお勧めBCD5選】

ダイビングを楽しむのにレンタル器材を借りてもいいと思います。
しかし、1ヶ月、2ヶ月に1度ぐらいはダイビングにいきたいと思っているのなら、早めに自分のBCDを持つことをお勧めします。
レンタル器材だと毎回レンタル器材代が掛かりますが、自分のBCDを持っていれば、BCDをレンタルする必要がありません。
また、フィット感、操作など毎回同じ自分のBCDでダイビングをした方が中性浮力も上達します。
中性浮力上達のポイントは、ダイビング器材を使いこなすこと、といって間違いないでしょう。
BCDを使いことなすことによって中性浮力は絶対に上達します。
中性浮力が上達すると、安全にまた、ダイビング自体も今以上に楽しくなるでしょう。
購入はAmazonで全然OKです。
販売価格も割引されていますし、ポイントもつきますので、Amazonがお勧めです。