プロダイバー&ブロガーのティージェーです。
スキューバダイビングのライセンス講習を開催しているところはたくさんあります。
そのため、どこでダイビングの講習を受講したらいいのか?
申し込む前に悩む方が多くいると思います。
今回はダイビングの講習はどこでとるのがお勧めか?ということについて記事をまとめました。
2020年現在、ダイビングのライセンス講習を受講するならPADI一択
ダイビングの講習を受講するならどこがいいのでしょうか?
結論からいいます。
この記事を書いている2020年度現在、ダイビングのライセンス講習を受講するならPADI一択です。
PADIって何?
では、PADIって一体なんでしょうか?
PADIは国際ダイビング指導団体の一つで、「Professional Association of Diving Instructors」の略称です。
ダイビング指導団体は世界中にたくさんあり、どこのダイビング指導団体でも役割は同じです。
主な役割としてダイビング指導団体はダイビング講習プログラムやダイビング講習用の教材を提供しています。
PADI以外のダイビング指導団体
- NAUI
- CMAS
- SSI
- ADS
- BSAC
- JUDF
- JP
- などなど・・
世界中にある多くのダイビング指導団体の中でもPADIは世界で一番大きなダイビング指導団体です。
シェアでいうと世界中のダイバーの75%〜80%はPADIのダイビング講習を受講しています。
PADIの詳細 ※興味がなければ読み飛ばしてください
ここではもう少しPADIについて紹介します。
PADIは世界最大のネットワーク
PADIは本部をアメリカ・カリフォルニアに置き、日本をはじめ世界に7ヶ所のエリアオフィスを配し、世界180ヶ国以上で13万5千人以上のインストラクターを含むプロフェッショナルメンバーと約5,800以上のダイブセンター/ダイブリゾートからなるワールドワイドな組織であるPADIは名実ともに世界最大のスクーバ・ダイビング教育機関です。
ワールドワイドなダイビングのネットワークを持つPADIは、ダイバーの「楽しむ」、「学ぶ」、「磨く」といったキーワードに対し、様々なエリアでPADIプロフェッショナルからのサポートが受けられます。
ダイビングの講習でも、ファン・ダイビングでも、国内でも海外でもPADIショップがダイバーのニーズにお応えできるように準備しています。
出典:padi.co.jp
PADIの講習は世界規準
様々なフィールドテスト、潜水医学、心理学、生理学等の専門家との協力により開発され続けている統一されたインストラクション・システムは、ダイビングが初めての方からプロフェッショナルまで、様々なダイビングの楽しみ方をステップバイステップで幅広く提供しています。
国内でも、海外でも、同じカリキュラムの講習が提供されています。
PADIの講習は世界基準なのです。
出典:padi.co.jp
PADIの効果的なダイバー教育システム
その昔、スクーバ・ダイビングのトレーニングは軍隊式で任務遂行型、肉体的な能力のみが要求されるハードなものでした。
PADIは、こういったハードな体力志向で長い時間が必要だったダイビングを根本から改革し、手軽に安心して楽しめる継続性重視のトレーニング方法を目指し、段階を追いながらレベルアップして行ける、限られた時間で最大の効果が発揮できるダイビング教育プログラムを開発しました。
この教育システムは世界中のダイバーから支持され、たくさんの人たちにダイビングを楽しんでいただけるようになったのです。
出典:padi.co.jp
個々のお客様のニーズに対応した革新的で充実したPADI教材群
お客様のご要望に合わせた学習スタイルを確立するために、効率良く簡単に学べる充実した教材が開発されています。
忙しくてなかなかまとまったお休みが取れない方も、最新のPADI推奨教材を使用すれば、コースがスタートする前までにお好きな時に自己学習をスタートする事が可能です。
また、世界初のインターネットを使ったオンライン・トレーニング「PADI eラーニング」も実施しています。
事前学習を進める事で知識面だけではなく、実際のコースで行うスキルの手順を確認できますので、プールや海での練習も快適に、安心して受講することができます。
常に最新の情報を集約し、柔軟で効率的なトレーニングシステムの開発と追求を継続した事こと、また、PADIプロメンバーがシステムを効果的に活用し提供したことが世界のダイバーからの支持=信頼を頂くこととなり、 PADIが世界最大となった理由です。
出典:padi.co.jp
世界が認めたPADIの「信頼の品質」
世界的に標準化されたコースを実施するにあたり、PADIインストラクターがお客様にキチンとした内容のコースを提供できているかを確認する体制(クオリティ・マネージメント)も確立されており、講習の品質維持のためのコースアンケートもHP上から記入いただけます。
また、PADIジャパンではコースに参加いただいたお客様が、安心してコースを終了していただけるよう、コース前、コース中、そしてコース終了後も、なにか不安や問題があれば相談をしていただけるように、疑問・不安 相談コーナーもご用意しております。 さらに、直接お電話でも、ご相談を承っています。 このように講習を受けられたダイバーからのご意見をいただきながら、「講習の質」を常に維持する努力をしています。
出典:padi.co.jp
常に「講習の質」を維持する努力をしています
PADIプログラムは高く評価されており、アメリカ教育審議会(ACE)によって大学単位と同等として推薦されています。これは、ダイビング指導機関としては唯一PADIだけです。 また、2009年末、PADIは、ダイバー教育やプロレベルなどのジャンルにおいて、独立機関である「European Underwater Federation」と「The Austrian Standards Institute」により、国際標準化機構(ISO)の国際規格に適合していると認められました。
出典:padi.co.jp
ダイビングの講習を受講するのにPADIを勧める5つの理由
世界最大のダイビング指導団体PADIの講習を受講する5つのメリットを紹介します。
- 世界中のダイビングショップがPADIを知っている
- ダイビング講習の規準が統一されている
- 講習内容の見直しが頻繁に行われている
- 継続教育講習がきちんと準備されている
- ダイビングを仕事にしたい時にも有利
世界中のダイビングショップがPADIを知っている
PADIは今、世界で一番大きなダイビング指導団体です。
ですので、世界中のダイビングショップでPADIを知らないということはありません。
これは、PADIのダイビングライセンスを持っていれば、世界中のダイビングショップで使えるということです。
小さなダイビング指導団体のダイビングライセンスでは知らないダイビングショップもあるかも知れません。
その場合、最悪の場合、ダイビングすることを拒否されることもあ利、潜れない可能性もあります。
PADIのダイビングライセンスであれば、海外に潜りに行った時に、「ダイビングができない」ということはありません。
※ダイビングの技術によっては潜れない海があるかも知れません。
ダイビング講習の規準が統一されている
ダイビング講習の基準が統一されていますので、世界中、どこで講習を受講してもPADIの講習を受講すれば、同じ講習が提供されています。
例えるなら、マクドナルドやケンタッキーです。
世界中どこでも食べても同じ味を楽しめます。
PADIも同じように、受講するダイビングショツプによって講習内容が違い、講習受講後のスキルレベルにばらつきがある・・ということが基本ありません。
そのため、PADIの講習を受講すれば、世界中どこで受講しても高品質な講習を受講できます。
※一部のダイビングショップではインストラクターの独断によって講習内容が短縮されたり、やらなくてもいい内容をやらされることもありますが、そういうことが起こらないように、PADIでは、受講者に講習アンケートなどをとり、講習の質を常に保っています。
講習内容の見直しが頻繁に行われている
講習内容の見直しも頻繁に行われています。
ダイビング指導団体の一部では何十年も前の講習プログラムがそのまま提供されているところもあります。
しかし、PADIは毎年講習内容を見直し、時代に促したプログラム内容に改定し続けています。
例えば、昔は全てレクチャールームで学科講習をしていたのですが、今では、インターネットを利用しての「eラーニング」やタブレット学習などもできるようになりました。
昔の教材は全て白黒で、たくさんの絵が書かれていたのですので、今では、ほとんどの教材がカラーページで、写真が豊富に使われ、最新のダイビング器材がついています。
また、最近では特に、水中環境保護を意識した講習内容に変わっています。
このように、ダイビング器材の進化、環境/海況の変化、社会/経済の変化などにより常に規準を改定し、最新の講習をダイバーに提供しています。
継続教育講習がきちんと準備されている
とてもフレキシブルに継続教育プログラムが提供されています。
一部のダイビング指導団体では、受講する講習がダイビング指導団体によって決められています。
しかし、PADIはダイバーのダイビングに対する興味は1人1人異なるということ念頭におき、ダイバーによって次に受講する講習が選択できるようになっています。
例えば、初心者講習のOWDという講習を受講したダイバーが、もっと浮力コントロールのスキルが上手になりたいと思えば、PPB(中性浮力のプログラム)を受講できます。
しかし、そのダイバーが中性浮力のプログラムではなく、もっと魚の名前を覚えたいと思えば、魚の見分け方というプログラムに参加できます。
このように、PADIプログラムでは、ダイバーが自分の興味に合わせて次に参加するダイビングプログラムを選択できます。
ダイビングを仕事にしたい時にも有利
ダイビングを仕事にしたい時にもPADIなら有利です。
なぜなら、圧倒的にPADIのダイビングショップが多いからです。
例えば、PADIではなく、NAUIやSSIなど他のダイビング指導団体のインストラクター資格を持っている人は、PADIの講習ができません。
PADIの講習を開催できるのはPADIのインストラクターのみです。
そのため、PADI以外のダイビング指導団体のインストラクター資格を持っていても、PADIのダイビングショップではおそらく働くことが難しいため、就職先も選択肢が狭まります。
もちろん、PADI以外のダイビング指導団体のプログラムを受講し、後にPADIのインストラクターになることもできます。
しかし、PADIのプログラムと他の指導団体のプログラムでは、内容が違うため、多くの人が苦労します。
であれば、最初からPADIのダイビング講習を受講した方が圧倒的に有利です。
まとめ【ダイビングの講習はどこでとるのがお勧め?申し込み前にチェック!】
ダイビングの講習はPADIの資格をとりましょう。
PADIは世界で一番大きなダイビング指導団体です。
PADIのダイビングの資格を持っていれば、世界中の海で潜れます。
また、今後、ダイビングインストラクターとして、ダイビング産業で仕事をしたい人にも圧倒的に有利です。