こんにちは!ダイビングインストラクターのティージェーです。 「ダイビングライセンス、取りたいけど費用って実際どれくらいかかるの?」これ、ダイビングを始めようと思っている方が一番気になるポイントかもしれませんね。ホームページを見ても、お店によって料金が全然違って、「結局いくらなの!?」って混乱しちゃうことも…。 今日は、そんなダイビングライセンス取得にかかる費用の疑問や、ちょっと分かりにくい料金表示のカラクリについて、プロの視点からスッキリ解説していきます!
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「ダイビングライセンスの値段って、どうしてスクールによってこんなに違うの?」 「安すぎるのは逆にちょっと不安だし、かといって高すぎるのもなぁ…」 「結局、総額でいくら準備しておけば安心して始められるの?」 うんうん、その気持ち、よーく分かります!料金体系って、本当に複雑に見えますよね。ティージェーもダイビングを始めた頃は、お店のホームページを見比べて「???」となった経験があります(笑)。 でも大丈夫、この記事を読めば、費用の仕組みが理解できて、賢いショップ選びができるようになるはずですよ!
ダイビングライセンス費用のナゾ:誰がどうやって決めてるの?
まず、同じ指導団体(例えば世界最大のPADI:パディ)の同じ種類のダイビングライセンス(例えば初心者向けのオープン・ウォーター・ダイバー)を取得しようと思っても、どうしてお店によって料金がバラバラなんでしょうか? その答えは、ズバリ! ダイビング講習の料金は、それぞれのダイビングショップや、そこで活動するインストラクターが独自に決めているからなんです。
ダイビング指導団体(PADIなど)自体は、ダイバー向けの教材を開発したり、Cカード(ざっくり言うとダイバーの認定証のことですね)を発行したり、ぼくらインストラクターが安全に活動するための基準を作ったりする役割を担っています。彼らが直接、ダイビング講習の指導を行うわけではありません。 講習は全て、指導団体から認定を受けたインストラクターが行います。
例えば、あなたがAダイビングショップでPADIの講習を受けるとします。AダイビングショップはPADIに登録されたお店で、そこに所属するインストラクターもPADIの資格を持っています。 しかし、AダイビングショップはPADIの子会社や関連会社というわけではありませんし、PADIインストラクターもPADI本部のスタッフではないんです。 あくまで、PADIという国際的に信頼されたブランド名を使って、ダイビングビジネスを行うことを許可された独立した事業者なんですね。だから、PADIからお給料をもらっているわけではなく、自分たちでサービスを提供し、その対価として料金をいただいているのです。 そのため、講習の価格設定も、各ダイビングショップやインストラクターの経営方針や提供するサービス内容によって、自由に決められている、というわけなんです。
ダイビングショップの料金設定、その裏側とは?
一般的に、初心者向けのダイビングライセンス講習は、2日間から4日間程度の日程で提供しているダイビングショップが多いかもしれません。 でも、正直なところ、ダイビングビジネスって、他の業種と比べて生産性がものすごく高いわけではないんです…。 なぜなら、安全管理のために、一人のインストラクターが一度に指導できる人数には限りがあるからです。海況によっては、さらに人数を減らさなければならないこともあります。 講習も1日で終わるわけではなく、複数日かかります。その間、インストラクターは他の仕事ができませんし、当然、人件費も発生しますよね。
それに加えて、
- 講習に必要な教材(テキスト、DVD、ログブックなど)の費用
- レンタル器材の準備やメンテナンス費用
- ダイビングに使うタンク(空気のボンベですね)の充填代やレンタル代
- ダイビング後にシャワーなどを利用するための施設使用料 など、様々なコストがかかってきます。
これらを全部積み上げていくと、実はダイバー1人あたりの「原価」だけでも、意外と高くなるんです。 でも、正直に「初心者ダイバー講習3日間で100,000円です!」とホームページに掲載しても、なかなかお客さんに選んでもらえないかもしれない…という現実もあります。 そこで、多くのダイビングショップでは、集客のために、講習日数を短く見せたり、表示価格をできるだけ安く見せる工夫をしている場合があるんですね。 特に費用面で注意したいのは、「講習料金39,000円!」と書かれていても、それはあくまで「講習を行うための料金」だけで、実際には、
- 教材代が別途必要だったり…
- 海洋実習費が含まれていなかったり…
- 器材のレンタル代が別料金だったり…
- Cカードの申請料が別途かかったり… というケースも少なくないんです。これを「追加料金」として請求されるわけですね。
ちょっとぶっちゃけ!お店側のコストってどれくらい?
では、もう少し具体的に、ダイビングライセンス講習を提供するために、お店側でどれくらいのコストがかかっているのか、PADIのオープン・ウォーター・ダイバー講習を例に、ざっくりと見ていきましょう。 (これはあくまで一般的な目安で、お店の規模や仕入れ状況によって変動しますので、ご了承くださいね)
- 教材一式+Cカード申請料: PADIから仕入れるこれらの費用は、お店の販売レベル(たくさん販売しているお店ほど安く仕入れられる、といった仕組みがあります)によって多少異なりますが、だいたい15,000円程度かかることが多いかもしれません。
- タンク代: 講習では、最低でも1人あたり5本程度のタンクを使います。1本あたりのレンタル・充填費用を仮に1,500円とすると、合計で7,500円。
- 施設使用料: 海での実習後、シャワーを浴びたり着替えたりするための施設の使用料。これも場所によりますが、1日あたり1,500円程度かかることも。2日間海に行くなら3,000円。
ここまでで、だいたい25,500円くらいですね。 これに加えて、
- 講習を担当するインストラクターの人件費
- レンタル器材の減価償却費やメンテナンス費
- もしお店の車で海まで送迎するなら、その交通費(ガソリン代や高速代など)
- 店舗を構えているなら、その家賃や光熱費
- プール講習を行うなら、そのプール施設の使用料 などが、さらにかかってきます。
これらを全部合わせると、お店側のコストだけで、安く見積もっても1人あたり40,000円以上はかかってしまうことが多いのではないでしょうか。 もし講習を3日間かけて行うとして、お店として1日あたり10,000円の利益(ここからさらに税金なども引かれますが)を確保したいと考えたら、講習料金の総額は、やっぱり70,000円くらいにはなってしまう計算になりますよね。
なぜ「正直な金額」で集客できないの?低価格表示のワケ
「でも、ホームページを見ると、15,000円とか25,000円とか、すごく安い料金もたくさんあるよ?」 そうなんです。それはなぜかというと、やっぱり「高すぎる料金では、なかなかお客さんに興味を持ってもらえないから」というのが大きな理由かもしれません。 そこで、
- 表示価格をできるだけ低く抑える(必要な費用を「別途」にする)。
- 講習の開催日数をギリギリまで絞ることで、インストラクターの人件費やタンク代などのコストを削減する。 といった工夫(?)をしている場合があるんですね。
中には、もう赤字覚悟!というような驚くほど安い料金を表示して、その代わりに「説明会への参加が必須」としているダイビングショップもあります。 そういったお店の多くは、説明会に参加してくれたお客さんに、高価なダイビング器材一式を購入してもらうことで、そこで利益を確保するというビジネスモデルをとっている場合がある、ということも知っておくと良いかもしれません。
もちろん、ダイビングを趣味として長く安全に続けていくなら、自分の体に合った使いやすいダイビング器材を持つことは、とても大切です。水中という特殊な環境で自分の命を守るものですからね。 ただ、ダイビング器材は決して安い買い物ではありませんし、種類も本当にたくさんあります。初心者のうちは、どんな器材が本当に自分に合っているのか、なかなか判断が難しいものです。 ですから、ティージェーとしては、よほどそのお店やインストラクターを心から信頼できる場合を除いて、最初のうちはレンタル器材で講習を受け、色々な器材を試しながら、じっくり自分に合うものを見つけていくのがおすすめかな、と考えています。焦って高価な器材セットをローンで組んで…なんてことになる前に、まずはCカードを取得して、実際に何度か潜ってみてから、本当に必要なものを、納得して選ぶのが賢明かもしれませんね。
ティージェーからの提案:後悔しないダイビング費用選びのコツ
ダイビングライセンスの費用、一見複雑に見えますが、ポイントを押さえれば大丈夫! ティージェーから、後悔しないための費用選びのコツをいくつか提案させてください。
1.「総額表示」と「含まれるサービス内容」を徹底比較!
これが一番大切です! ホームページに表示されている「講習料金」だけでなく、
- 教材費は含まれている?
- Cカード申請料は含まれている?
- 器材レンタル代はフルレンタル無料?一部有料?
- 海洋実習費や施設使用料は?
- 保険料は? など、ライセンス取得までに「総額でいくらかかるのか」を、必ず複数のショップで確認し、比較しましょう。 また、料金だけでなく、「その料金に何が含まれているのか」(例えば、講習日数、プール練習の回数、海洋実習の回数、少人数制か、送迎はあるかなど)もしっかりチェックすることが重要です。
2.「安さ」の裏にあるかもしれないことを考えてみよう
極端に安い料金には、それなりの理由があるかもしれません。 例えば、
- 講習日数が極端に短い(必要なスキルを十分に練習する時間が取れないかも?)。
- 一度にたくさんの人数をまとめて講習する(一人ひとりへのサポートが手薄になるかも?)。
- 経験の浅いインストラクターが担当する(安全面や指導の質は大丈夫?)。
- 器材のメンテナンスが行き届いていない(安全に関わる問題!)。 といった可能性も、残念ながらゼロではないかもしれません。 もちろん、企業努力でコストを削減し、適正な価格で質の高い講習を提供している素晴らしいショップもたくさんあります! ただ、「安かろう悪かろう」では、せっかくのダイビングが楽しめなくなってしまいますよね。
3.適正価格で得られる「安心」と「講習の質」も大切に
きちんとした料金設定をしているダイビングショップは、それだけ安全管理や講習の質、インストラクターの経験や指導力、きめ細かいサポート体制など、目に見えにくい部分にもしっかりとコストをかけていることが多い、という考え方もあります。 「少し高くても、安心して質の高い講習を受けたい」「ライセンス取得後も、しっかりサポートしてくれるお店がいい」と考えるなら、料金だけでなく、そういった価値も考慮してショップを選ぶことが大切かもしれませんね。
4.器材購入は慎重に!最初はレンタルがおすすめ
前にも触れましたが、特に初心者の方は、最初はレンタル器材で講習を受けるのがおすすめです。 講習を受けたり、何度かファンダイビングを経験したりする中で、「自分にはどんな器材が合うかな?」「どんなダイビングスタイルが好きかな?」ということが分かってきてから、インストラクターとよく相談して、自分にぴったりの器材を少しずつ揃えていくのが、失敗しないコツですよ。 無理な器材販売をしてこない、信頼できるお店を選びましょう。
ちなみに、ティージェーのいる「三浦 海の学校」では、お客様に安心してダイビングを始めていただけるよう、料金体系をできるだけ分かりやすく表示し、何が含まれていて、何が別途必要なのかを、事前にしっかりとご説明することを心がけています。 安全と講習の質を第一に考えた適正な価格で、皆様に最高のダイビング体験を提供できるよう努めていますので、費用についてご不明な点があれば、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね。
まとめ:納得のいく費用で、最高のダイビングスタートを!
今回は、ダイビングライセンス取得にかかる費用について、少し突っ込んだお話も交えながら解説してきました。 ホームページに表示されている金額が安いからといってすぐに申し込むと、実は想定外の料金が後から必要になる場合がある、ということをご理解いただけたでしょうか。
- 料金はショップやインストラクターが独自に設定している。
- 表示価格だけでなく、「総額」と「サービス内容」をしっかり確認しよう。
- 安さの裏には理由があるかも?安全と質も考慮しよう。
- 最初はレンタル器材で、じっくり自分に合うものを見つけるのが賢明。
ダイビングライセンスの費用は、決して安いものではありません。だからこそ、じっくり比較検討して、あなたが納得のいく料金で、安心して任せられるお店を選んで、最高のダイビングライフをスタートさせてくださいね! 費用についてもっと詳しく聞きたい、自分に合ったプランを知りたい、という方は、遠慮なくティージェーにご相談ください!
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三浦 海の学校 紹介 都心から日帰りOK!「三浦 海の学校」で、安心してダイビングライセンスを取得! 神奈川県三浦市、美しい諸磯(もろいそ)の海に面した「三浦 海の学校」では、ダイビングライセンス取得を目指す初心者の方を温かくお迎えします。都心から1時間ちょっとというアクセスの良さに加え、目の前が穏やかなビーチなので、リラックスして講習に集中できます。私たちは、分かりやすい料金体系を心がけ、安全と講習の質を最優先に考えた適正価格で、最高のダイビング体験を提供します。無理な器材販売なども一切ありませんのでご安心ください。経験豊富なインストラクター(ティージェーもいます!)が、あなたのペースに合わせて丁寧に、そして楽しく指導します。 三浦 海の学校のライセンスコース・料金詳細はこちら!
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