こんにちは!ダイビングインストラクターのティージェーです。 「ダイビングを始めるんだけど、水着ってどんなものを持っていけばいいの?」「普段使っている水着で大丈夫なのかな?」 初めてダイビングに挑戦する時、意外と迷ってしまうのがウェットスーツの下に着る「水着選び」かもしれませんね。 今日は、1997年から実に25年以上(!)国内外でダイビングインストラクターとして活動してきたティージェーが、ダイビングをより快適に楽しむための水着選びのコツを、男女別に分かりやすくお伝えします!実は水着ひとつで、ダイビングの快適さがグッと変わるんですよ。
「体験ダイビングに申し込んだけど、持ち物に『水着』って書いてあるけど、どんなのがいいんだろう…」 「ウェットスーツって体にフィットするって聞くけど、その下に着る水着がゴワゴワしたら嫌だなぁ…」 「女性の場合、水着のデザインとかで気をつけることってあるのかな?」 うんうん、その気持ち、すごくよく分かります!特に初めてダイビングに挑戦する時は、ウェットスーツの下がどうなっているのかなんて、なかなかイメージしにくいですよね。 お店に行っても水着の種類はたくさんあるし、どれがダイビングに向いているのか、正直分かりにくいかもしれません。 「ダイビング経験者の友達に聞いたら、『水着なんて何でもいいよー』って言われたけど、本当にそうなのかな…?」なんて思っている方もいるかもしれませんね。
なぜ大切?ウェットスーツと水着の相性
確かに、極端な話、どんな水着でもダイビングができないわけではありません。でも、ティージェーが「水着選びも大切ですよ」とお伝えしたいのには、ちゃんとした理由があるんです。 それは、ダイビングをする時に着用する**「ウェットスーツ」との相性**が、ダイビング中の快適さを大きく左右するからなんです。
ダイビングでウェットスーツを着る主な目的は、大きく分けて2つあります。
- 体の保護: 水中では、気づかないうちに岩やサンゴ、あるいは船の一部などに体が触れてしまうことがあります。プールやお風呂に長く入っていると指先がふやけてシワシワになりますよね?あのような状態で皮膚が何かに擦れると、陸上よりも簡単に切れたり、怪我をしたりしてしまう可能性があるんです。ウェットスーツは、そういった水中での擦り傷や切り傷から、あなたの体を守ってくれます。
- 体温の保温: いくら水温が高い南国の海でも、長時間水中に潜っていると、人間の体温はどんどん奪われていきます。水は空気中に比べて約20倍も熱を伝えやすいので、体は思った以上に冷えてしまうんですね。体が冷えてしまうと、ダイビングは全然楽しくなくなってしまいますし、体力を消耗し、安全面でもリスクが高まります。ウェットスーツは、スーツと体の間に入った少量の水を体温で温め、その水が外に逃げにくいようにすることで、体温が急激に低下するのを遅らせてくれる、大切な保温の役割を果たしてくれるんです。
そして、このウェットスーツの「保護」と「保温」という大切な機能を最大限に発揮させるためには、ウェットスーツがあなたの体にぴったりとフィットしていることが非常に重要になります。 もしウェットスーツがブカブカだと、せっかく温まった水がスーツの中をどんどん出入りしてしまい、全く保温効果が得られません。また、水中で生地がダボついて動きにくくなってしまうことも考えられます。
だからこそ、ウェットスーツは体にぴったりフィットするように作られているんですね。 ということは…そのウェットスーツの下に着る水着も、なるべく体にフィットして、ウェットスーツの着脱を邪魔せず、中でゴワゴワしないものを選ぶのが、快適なダイビングへの第一歩というわけなんです。
ティージェーおすすめ!ダイビングがもっと快適になる水着選び
では、具体的にどんな水着がダイビングに適しているのか、男女別に見ていきましょう!
【男性編】ウェットスーツの下はコレ!スッキリ快適スタイル
男性の場合、ティージェーが一番おすすめしたいのは、体にフィットするスパッツタイプの水着や、丈の短いボクサータイプのサーフパンツです。 いわゆる一般的なトランクスタイプの水着(海水浴でよく見かける、ゆったりしたシルエットのものですね)だと、ウェットスーツを着る時に生地が中でまくれ上がってしまったり、お尻のあたりでダボついてしまったりして、ウェットスーツの中でゴワゴワとした不快感が残ることがあります。 体にフィットするタイプの水着なら、ウェットスーツの着脱もスムーズですし、水中での動きを妨げることもありません。
【女性編】ここがポイント!安心&快適な水着選び
女性の場合も、基本的な考え方は男性と同じで、体にフィットし、装飾の少ないシンプルなデザインの水着がおすすめです。 例えば、
- 通常のワンピースタイプのスイムウェア
- フリルや大きなリボンなどの飾りが少ないセパレート(ビキニ)タイプ
- スポーツブランドのフィットネス用水着
なども良い選択肢かもしれませんね。 特に注意したいのは、紐で結ぶタイプの水着です。デザインは可愛いものが多いのですが、ウェットスーツを着たり脱いだりする時に、その紐が引っかかってしまったり、ほどけてしまったりする可能性があるんです。水中で気づかないうちに紐がほどけてしまったら…ちょっと困りますよね。また、結び目がウェットスーツに圧迫されて、体に食い込んで痛くなってしまうことも考えられます。 ですから、できるだけ紐で結ぶ部分が少ない、あるいは無いデザインを選ぶのが安心かもしれません。
体験ダイビングなら手持ちの水着でOK?講習を受けるなら?
「ダイビングは今回だけ、体験ダイビングでちょっと試してみたい」という方であれば、わざわざダイビング用に新しい水着を購入する必要は必ずしもありません。お手持ちの水着で十分楽しめると思います。 ただ、その場合でも、上記のような「フィット感」や「装飾の少なさ」を少し意識して選んでみると、より快適に体験できるかもしれませんね。
もし、「これからダイビングライセンス(Cカード)の講習を受けて、本格的にダイビングを趣味として続けていきたい!」と考えているなら、今後のことも考えて、ダイビングに適した水着を一枚用意しておくのも良いかもしれません。お気に入りの一枚があれば、講習へのモチベーションもアップするかもしれませんよ!
プラスワンアイテム!「ラッシュガード」の賢い選び方と使い方
最近は、紫外線対策として、水着の上から「ラッシュガード」を着用する方がとても増えましたよね。 このラッシュガード、もちろんダイビングの時にも大活躍してくれる便利なアイテムなんです!
- 紫外線対策: 水面休息中やボート上での日焼け防止に効果的です。
- 保温効果アップ: ウェットスーツの下に一枚着ることで、薄いものでも意外と保温性が高まります。特に寒がりな方にはおすすめです。
- ウェットスーツの着脱がスムーズに: ラッシュガードの生地が滑りを良くしてくれるので、体にフィットしたウェットスーツでも、比較的スムーズに着たり脱いだりできるようになります。
- クラゲなどからの保護: 地域によっては、水中にクラゲなどが浮遊していることも。ラッシュガードを着ていれば、肌の露出を減らし、刺されるリスクを軽減できるかもしれません。
ただ、一口にラッシュガードと言っても、実は「一般的なレジャー用」と「ダイビング専用」では、少し違いがあることをご存知でしたか?
- 一般的なラッシュガード: 主な目的は「紫外線カット(UVカット)」。薄手で速乾性に優れているものが多いです。
- ダイビング専用ラッシュガード: 「紫外線カット」に加えて、**「保温性」**にも配慮された素材(例えば、裏起毛になっていたり、少し厚手のネオプレン素材が使われていたり)で作られているものがあります。
ラッシュガードは、ダイビングだけでなく、海水浴やプール、その他のウォータースポーツでも幅広く使える便利なアイテムです。もしあなたが寒がりだったり、より快適性を求めたりするなら、少し保温性のあるダイビング専用のラッシュガードを選んでみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに、ティージェーのいる「三浦 海の学校」では、体験ダイビングやライセンス講習にご参加いただく際に、ウェットスーツはもちろんレンタルをご用意しています。 どんな水着が良いか、ラッシュガードは必要かなど、服装についてご不明な点があれば、ご予約時やご来店の際に、いつでもお気軽にご相談くださいね。皆さんが安心して、そして快適にダイビングを楽しめるよう、しっかりとアドバイスさせていただきます!
まとめ:ダイビングには体にフィットする水着がベストチョイス!
ダイビングを楽しむ時は、基本的にウェットスーツを着用します。 そのウェットスーツは、保温性や保護性を高めるために、体にぴったりとフィットするように作られています。 だからこそ、その下に着る水着も、
- なるべく体にフィットして、ダボつかないもの
- ウェットスーツの着脱を邪魔するような、大きな装飾や複雑な紐がないシンプルなデザインのもの
を選ぶのが、ダイビングを快適に楽しむための大切なポイントです。 特に女性の方は、紐で結ぶタイプの水着は、ほどけたり食い込んだりする可能性があるので、少し注意が必要かもしれませんね。
とはいえ、体験ダイビングで一度試してみたい、という程度であれば、わざわざ新しいものを購入しなくても、お手持ちの水着の中からなるべくシンプルなものを選べば大丈夫ですよ。 たかが水着、されど水着。ダイビング中のちょっとしたゴワゴワ感や不快感をなくすだけで、目の前に広がる素晴らしい海の世界をもっともっと満喫できるはずです。 あなたにぴったりの一枚を見つけて、最高のダイビング体験をしてくださいね! 水着選びで分からないことがあれば、いつでもティージェーにご連絡ください!
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三浦 海の学校 紹介 都心から日帰りOK!「三浦 海の学校」で、手ぶらでも安心のダイビング体験! 神奈川県三浦市、美しい諸磯(もろいそ)の海に面した「三浦 海の学校」では、初めてダイビングに挑戦する方から、本格的にライセンス取得を目指す方まで、幅広くサポートしています。都心からのアクセスも抜群で、目の前が穏やかなビーチなので、リラックスしてダイビングを楽しめます。ウェットスーツなどの主要なダイビング器材は全てレンタル可能!水着選びに迷ったら、経験豊富なインストラクター(ティージェーもいます!)が親身にアドバイスしますので、安心してご参加ください。 三浦 海の学校でダイビングを始めよう!
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