仕事も落ち着いたし久しぶりにダイビングを再開したいなぁ。
でももう何十年も潜ってないし・・。
また最初から講習を受講しないとダメなんでしょうか?
Cカードを持っているなら講習を再受講しなくても大丈夫ですよ。
ただ、安全に楽しむために、ダイビング知識、技術の復習ができるリフレッシュダイビングに申し込みましょう。
ブロガー&プロダイバーのティージェーです。
今日はダイビングのCカードは持っているけど、最後にダイビングした時からブランクがある方向けの記事になります。
時々下記のようなお問い合わせをいただきます。
久しぶりにダイビングをしたくて近くのダイビングショップに問い合わせたら、講習内容が変わっているからもう一度講習を受講しなければいけないと言われた。
今持っているダイビングCカードを発行しているダイビング指導団体はもうないから、新しく講習を受け直さなければダイビングができないと言われた。
結論からいいますと、講習を受講し直さなくても今持っているダイビングCカードでダイビングできます。
ですので、わざわざ同じような講習を受講する必要はありません。
ダイビングCカードに有効期限はありません。
永久カード(←そもそもここが間違っている気がしますが・・)ので、一度ダイビングのCカードを取得すれば生涯ダイビングを楽しめます。。
「そのCカードは古いからもう一度講習をしなきゃダメ」
とか
「最後に潜ってからもう何年もたっているからもう一度講習をやりましょう」
とかいうダイビングショップ、もしくはインストラクターは知識がないか、自分たちの都合のいいように説明し、高額な料金をとろうしているケースが多いです。
ですので、そんなお店、インストラクターとはサクッと縁を切りましょう。
どれだけブランクがあっても、一般的に久しぶりのダイビングの場合は、リフレッシュダイビングに申し込めばOKです。
これで問題は一発解決です
久しぶりのダイビングならリフレッシュダイビングに申し込みましょう。
まず、リフレッシュダイビングとはその名の通り、ブランクのあるダイバーのための復習ダイビングプログラムです。
ですので、申し込みの前提条件が一般的には「ブランクのあるダイバー」ということになります。
では「ダイビングのブランク」とはどれくらい潜っていないことをいうのでしょうか?
実はおそらくどこの指導団体でも「ブランクダイバー」に対して、明確に定義してはいません。
なぜかというと、ダイビングの経験本数によってもかなり大きくブランクダイバーの定義に差が出てしまうからです。
例えばダイビングのCカードを取得してから1年間潜っていないブランクダイバーと、経験本数が500本のダイバーが1年間潜っていないのでは、両者ともブランクダイバーですが、スキルの差は明らかに違います。
ただ目安としては大体6ヶ月以上ダイビングから遠ざかっている方はブランクダイバーだと思ってもらっていいでしょう。
ダイビングは水中で活動するマリンアクティビティですので、当然それなりに危険が伴います。
事故を起こしてしまうと、自分だけではなく、一緒にダイビングをしている人にまで迷惑をかけてしまいます。
また事故を起こさなくても、浮力コントロールがうまくできない、ダイビング器材のセッティングを忘れた、エントリー/エキジットにまごついてしまう・・など、ブランクがあり、ダイビングスキルが錆び付いていると思わぬところで色々な人に迷惑をかけてしまいます。
ですので、自分はブランクがあっても大丈夫!とは思わず、目安を6ヶ月として、それ以上ダイビングから遠ざかっているようでしたら最初はリフレッシュダイビングに申し込みましょう。
リフレッシュダイビングって何をやるの?
リフレッシュダイビングはどのような内容になっているのかを説明します。
ダイビングショップ、教えるインストラクターによってリフレッシュダイビングの内容が若干異なりますので、そこは予めご了承ください。
ただ今から説明するのは一般的に広く開催されているリフレッシュダイビングの内容です。
リフレッシュダイビングの目的は、ブランクのあるダイバーにもう一度ダイビングを楽しめるように基本的なダイビング知識、スキルの習得をしてもらうことです。
そのため一般的なダイビングショップやインストラクターなら下記のような構成で組み立てていきます。
リフレッシュダイビングの主な構成
- ダイビング知識のリフレッシュ:目安所要時間 30分〜60分
- ダイビングスキルのリフレッシュ:目安所要時間 60分〜90分
- 実際にダイビングをし、知識とスキルを応用:目安所要時間 40分
ダイビング知識のリフレッシュ
最初はダイビング知識のリフレッシュです。
ダイビングは実際に潜らないと上達しないアクティビティですが、安全にダイビングを楽しむためにはやはり正しい知識を思い出す必要があります。
例えば、水中では息を止めてはいけないというルール。
なぜ水中で息を止めてはいけないのでしょうか?
水中で息を止めて浮上を開始すると肺が膨らみ、肺の過膨張障害を起こしてしまうからです。
このように、「なぜ」を概説する部分が「知識」になります。
また、水中では話すことができませんので、ハンドシグナルについても思い出す必要があります。
知識のリフレッシュはレクチャールームで行われることが一般的です。
何か不安なことがあればインストラクターに伝えましょう。
ダイビングスキルのリフレッシュ
久しぶりのダイビングは穏やかな環境からスタートします。
ここで実際にダイビング器材を操作しながらダイビングを思い出し、慣れていきます。
波が高かったり、流れが早い、足の着く場所がないなどの環境では久しぶりのダイビングには適していません。
リフレッシュダイビングに一番いいのは、ダイビング専用プールです。
ダイビング専用プールは足のつく浅い水深と足のつかない深い水深があるダイビングを練習するのに最適な環境です。
どんなことを復讐するのかはダイビングショップやインストラクターによって違いはありますが、一般的には下記のような練習をします。
一般的なリフレッシュダイビングのスキル練習項目
- ダイビング器材のセッティングと取り外し
- ダイビング器材の調節
- ダイビング器材の操作方法の確認
- エントリー方法の練習
- 水中での呼吸
- レギュレータークリア
- レギュレーターリカバリー
- マスクの半水
- マスク脱着
- 圧平衡の練習
- 潜降、浮上方法の練習
- 浮力コントロールの練習
- エアー切れの対処方法の練習
- ・・・など
実際にダイビングをし、知識とスキルを応用
知識、スキルのリフレッシュが終わったら、いよいよ海で実戦練習です。
海は水深が少し深かったり、流れがあったり、透明度が悪かったりするかもしれませんが、その時の海況の対応し、ダイビングを楽しめるようになることがここのダイビングの目的です。
たくさんの魚を見ることができるはずです。
ここは楽しむところですので、思いっきり楽しみましょう。
リフレッシュダイビングを申し込むお店のお勧め条件
リフレッシュダイビングはどこで申し込むのがいいのでしょうか?
ぶっちゃけ、どこでもいいです。
ダイビング指導団体が違っても、リフレッシュダイビングを受講しても新しくCカードが発行されるわけではありません。
ですのでどこのダイビングショップでもいいんですが、プールを持っているダイビングショップ、もしくは、プールで練習させてくれるダイビングショップがお勧めです。
というのも、やはりブランクがあると不安ですよね?
ですので、最初の練習はプールだと安心なんです。
自社プールを持っているダイビングショップ。
もしくは、自社プールを持っていなくても、プールを借りて練習させてくれるダイビングショップもたくさんあります。
ですので、最初の練習はプールか海か、どちらでやるのかを聞いてから申し込むことをお勧めします。
まとめ【ブランクダイバーからの脱却!久しぶりにダイビングをしたい】
ダイビングのCカードを持っていて、しばらくダイビングから遠ざかっている人はリフレッシュダイビングを申し込みましょう。
ダイビングのCカードを取得した時と同じような講習を受け直す必要はありません。
ただ、久しぶりのダイビングですから、忘れていることもたくさんあると思いますので、それを思い出し、知識、スキルの復習をすればまたダイビングを楽しむことができます。
ダイビングのブランクに定義はありませんが、最後にダイビングをしてから6ヶ月以上離れている場合はリフレッシュダイビングから始めることをお勧めします。
リフレッシュダイビングはダイビング専用プールを持っているダイビングショップ、もしくは、ダイビングプールを借りて練習させてくれるダイビングショップで申し込みましょう。