こんにちは!ダイビングインストラクターのティージェーです。 「テレビで見たあの海の中の世界、一度でいいから体験してみたいなぁ…でも、私、泳ぎには全然自信がないんだけど、それでもダイビングってできるのかな?」 そんな風に、体験ダイビングに憧れを抱きつつも、泳ぎのスキルに不安を感じて一歩を踏み出せないでいる方、きっと少なくないのではないでしょうか? インターネットで検索すると、「体験ダイビングは泳げなくても大丈夫ですよ!」という情報をたくさん見かけますよね。 果たして本当にそうなのでしょうか? 今日は、国内外でダイビングインストラクターとして28年以上(!)活動し、たくさんの初心者の方を海へご案内してきたティージェーが、この「泳げなくても体験ダイビングはできるの?」という疑問に対して、正直なところと、そして泳ぎに自信がない方でも安心して楽しむための大切なポイントを、じっくりお話ししていきたいと思います!
泳ぎが苦手でも大丈夫?体験ダイビングの不安、LINEでティージェーに相談!
「正直、顔に水がかかるのもちょっと苦手で…本当にダイビングなんてできるのかな…」 「カナヅチって言ってもいいくらい泳げないんだけど、それでも海の中を覗いてみたいっていう夢があるんです…」 「『大丈夫!』って言われても、やっぱり実際に潜るまでは不安でいっぱい…」 うんうん、そのお気持ち、すごくよく分かります!水に対して苦手意識があったり、泳ぎにコンプレックスがあったりすると、「ダイビングなんて、自分には縁のない世界だ…」って、最初から諦めてしまうかもしれませんよね。 でも、ティージェーはこれまでの長いインストラクター経験の中で、本当にたくさん「泳ぎは得意じゃないけれど、体験ダイビングを心から楽しめた!」という方の、最高の笑顔を見てきましたよ。 だから、もしあなたが「泳げないから…」という理由だけで、ダイビングへの憧れを心の奥にしまい込んでいるとしたら、それはとっても、とってももったいないことかもしれません!
まず知っておこう!体験ダイビングってどんなことをするの?
「そもそも体験ダイビングって、具体的にどんなことをするの?」という方のために、簡単にご説明しますね。 体験ダイビングは、ダイビングライセンス(Cカード)を持っていなくても、専門のインストラクターの付き添いのもと、ダイビング専用の器材(空気の入ったタンクや、水中で呼吸をするためのレギュレーター、浮力を調整するBCDジャケットなど)を身につけて、比較的浅くて穏やかな海に潜り、水中世界を手軽に体験できるプログラムです。
水中にいられる時間は、潜る深さや、あなたの呼吸のリズム、肺活量などによっても変わってきますが、だいたい20分から30分くらいが一般的でしょうか。 潜る深さも、最初は足の着くような浅い場所からスタートし、慣れてきたら、最大でも12mくらいまでの、比較的安全な水深で水中散歩を楽しむことが多いです。 もちろん、参加者だけで潜ることは絶対にありません。常に経験豊富なインストラクターが、あなたのすぐそばで安全を確認し、サポートしてくれるので、安心して海の世界に集中できますよ。
体験ダイビングの大まかな流れは、どこのダイビングショップでもだいたいこんな感じです。
- 必要書類の記入: 健康状態などを確認するための書類に記入します。
- ダイビングの注意事項などの説明: 安全に楽しむためのルールや、基本的な合図などを学びます。
- 着替えとダイビング器材のサイズ合わせ: ウェットスーツやマスク、フィンなど、あなたの体に合った器材を選びます。
- 浅い場所での練習: プールや、足の着く穏やかな海で、水中で呼吸をする練習や、マスクに水が入った時の対処法などを練習します。
- 耳抜きの練習: 水深の変化に伴う耳の圧迫感を解消する「耳抜き」というテクニックも練習します。
- いざ、水中ツアーへ!: インストラクターと一緒に、ゆっくりと水中世界を探検します!
全体の所要時間は、だいたい半日くらいで考えておくと良いでしょう。
【重要】最初の関門!病歴チェックと参加条件
「泳げないけど、体験ダイビングしてみたい!」そう思っても、実は最初のステップである「必要書類の記入」の段階で、参加が難しくなってしまう場合があるんです。 その書類の中に、「病歴/診断書(メディカルチェックシート)」というものがあり、そこに記載されている質問項目の中に、一つでも「はい」と答えるものがあると、原則として、そのままでは体験ダイビングに参加することはできません。 これは、あなたの安全を最優先に考えた、とても大切なルールです。 もし該当する項目があった場合でも、諦める必要はありません。事前にかかりつけのお医者様などに相談し、「ダイビングをしても医学的に問題がない」という内容の診断書(医師の署名が入ったもの)を用意できれば、参加できる場合が多いです。 ただ、最終的に受け入れを判断するのはダイビングショップになりますので、必ず事前に正直に申告し、相談するようにしてくださいね。
泳ぎが苦手な人が「ドキッ」とするかもしれない練習ポイントと克服のコツ
さて、病歴チェックもクリアし、いよいよ水に入る準備が整いました! ダイビングショップでは、いきなり深い場所へ連れて行くことは絶対にありません。必ず、浅い場所でいくつかの基本的なスキルを練習してから、水中ツアーへと進みます。 この練習の段階で、泳ぎに自信がない方や、水に慣れていない方が、ちょっぴり「ドキッ」としてしまうかもしれないポイントが3つほどあります。でも大丈夫、それぞれのポイントと、それを乗り越えるためのコツを、ティージェーがしっかりお伝えしますね!
1.水中での呼吸練習:「普段と違う」に慣れるコツ
ダイビングでは、「レギュレーター」という器材を口にくわえて、水中で呼吸をします。 これが、泳ぎが苦手な方にとっては、最初の「ドキドキポイント」かもしれません。 「水の中で、本当に息ができるの…?」「なんだか息苦しく感じたらどうしよう…」 そんな不安を感じるのは、ごく自然なことです。 最初は、水に顔をつけることさえ怖い、と感じる方もいるかもしれません。でも、インストラクターが、あなたのペースに合わせて、まずは口だけでレギュレーターをくわえて呼吸する練習から、ゆっくりとステップを踏んでくれます。 大切なのは、**「鼻から息を吸わないこと」「口だけで、ゆっくり、深ーく呼吸すること」そして何よりも「リラックスすること」**です。 緊張すると、どうしても呼吸が浅く、速くなってしまいがち。そうすると、余計に息苦しさを感じてしまう悪循環に…。 「スーッ…ハーッ…」と、意識して、いつもより少し長めに息を吸って、長めに息を吐く。これを繰り返しているうちに、だんだんと水中で呼吸する感覚に慣れてくるはずですよ。
2.マスククリア:「顔に水が!」パニックにならないために
次に練習するのが、「マスククリア」というスキルです。 これは、ダイビング中に、何らかの拍子でマスク(水中ゴーグルですね)の中に少し水が入ってきてしまった場合に、慌てずにその水をマスクの外に排出するための、とても大切なテクニックです。 練習では、わざとマスクの中に少しだけ水を入れます。 これが、泳ぎが得意な方でも、最初は「うわっ!」と驚いてしまうことが多い「ドキドキポイント」その2です。 特に、泳げない方や、顔に水がかかるのが苦手な方にとっては、視界がぼやけたり、鼻に水がツンときたりして、まさに恐怖体験に感じてしまうかもしれません。 ここでパニックになってしまうと、鼻から水を飲んでしまったり、思わず水面へ駆け上がろうとしてしまったり…と、危険な状況に繋がりかねません。 でも、安心してください。これも、インストラクターが正しい手順を丁寧に教えてくれますし、最初はほんの少しの水から練習を始めます。 ポイントは、**「マスクに水が入っても、絶対に鼻から息を吸わないこと」「落ち着いて、鼻からゆっくり息を出すこと」**です。 このスキルをマスターできれば、体験ダイビング中に万が一マスクに水が入ってきても、冷静に対処できるようになり、安心感が格段にアップしますよ。
3.水深へのチャレンジ:恐怖心を和らげるには?
浅い場所での練習で、水中での呼吸やマスククリアに少し慣れてきたら、いよいよインストラクターと一緒に、もう少しだけ深い場所へと潜っていくことになります。 この時、水深が深くなるにつれて、周囲の景色が変わったり、水圧で耳に少し圧迫感を感じたりすることで、だんだんと不安な気持ちが大きくなってきてしまう方もいます。 「なんだか息苦しい気がする…」「本当に大丈夫かな…」 そんな不安から、知らず知らずのうちに呼吸が速く、浅くなってしまったり、体がこわばってしまったり…。そして、人によっては、プチパニック状態になって、急に水面に向かって浮上しようとしたり(これは非常に危険です!)、水中でレギュレーターやマスクを外してしまおうとしたりする方も、ごく稀ですがいらっしゃいます。 ここでの大切なポイントは、**「常にインストラクターの指示をよく聞き、信頼すること」「耳抜きをこまめに行うこと」そして、やはり「リラックスして、ゆっくりとした呼吸を続けること」**です。 インストラクターは、常にあなたの様子を注意深く観察し、あなたが不安を感じていないか、耳抜きはちゃんとできているか、などを確認しながら、安全なスピードで、ゆっくりと潜降していきます。 もし、少しでも不安を感じたり、耳に違和感があったりしたら、すぐにハンドシグナルでインストラクターに伝えましょう。必ず、あなたのペースに合わせて、一旦停止したり、少し浅いところへ戻ったりと、適切に対応してくれますからね。
【朗報】それでも多くの人が楽しめる!大切なのは「水への恐怖心」との向き合い方
ここまで読んで、「うーん、やっぱり泳げないと難しいのかな…」と、ますます不安になってしまった方もいるかもしれませんね。 でも、ティージェーが一番伝えたいのは、体験ダイビングの成功は、必ずしも「泳力」とイコールではない、ということです。 もちろん、ある程度水に慣れているに越したことはありません。でも、それ以上に大切なのは、**「水に対する過度な恐怖心がないこと」そして「パニックにならずに、インストラクターの指示を落ち着いて聞き、それに従うことができること」**なんです。
実際に、泳ぎは得意じゃないけれど、水に対する恐怖心が少なく、リラックスしてインストラクターの指示に従うことができた結果、体験ダイビングを最高に楽しめた!という方は、本当にたくさんいらっしゃいます。 逆に、泳ぎには自信があっても、水中で予期せぬことに遭遇した時にパニックになってしまい、うまく楽しめなかった…というケースも、残念ながらあるんです。 ですから、「泳げないからダメだ…」と最初から諦めてしまうのではなく、まずは「水に慣れること」「リラックスすること」そして「プロのインストラクターを信頼すること」を意識してみてほしいな、と思います。
泳ぎが苦手なあなたへ贈る!体験ダイビング成功のためのショップ選び3カ条
それでもやっぱり、「泳げない自分が、本当に体験ダイビングを楽しめるんだろうか…」と不安な気持ちが大きいあなたへ。 その不安を少しでも和らげ、体験ダイビングを成功させるために、ダイビングショップを選ぶ際に、ぜひチェックしてほしい3つのポイントがあります。
- 安心感が違う!「徹底した少人数制」で開催してくれるショップを選ぼう! これはもう、絶対に譲れないポイントかもしれません。特に、泳ぎに自信がない方や、初めての体験で不安が大きい方は、インストラクターがあなたのことをきめ細かく、そして常に見守っていてくれる環境が不可欠です。 体験ダイビングでは、インストラクター1名に対して、最大でも2名から4名程度の参加者で催行してくれるような、少人数制を徹底しているダイビングショップを選びましょう。 大人数を少人数のインストラクターで引率するような、まるで流れ作業のようなダイビングショップは、残念ながら、一人ひとりの参加者への配慮が行き届かない可能性も考えられますので、ティージェーとしては、あまりおすすめできません。
- コミュニケーションが鍵!「言葉がしっかり通じる」インストラクターがいるショップを選ぼう! 当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、これは非常に重要です。 水中に入ってしまえば、言葉ではなくハンドシグナルでのコミュニケーションが中心になりますが、ダイビング前の説明や、練習中に不安なことを伝えたり、アドバイスをもらったりする際には、やはり母国語で、ニュアンスまでしっかりとコミュニケーションが取れることが、安心感に繋がります。 特に海外で体験ダイビングをする場合は、担当してくれるインストラクターが、日本語を十分に理解し、話せるかどうかを、事前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。
- 段階を踏んで慣れる!「ダイビング専用プールでの丁寧な練習」があるショップを選ぼう! いきなり海に入って練習を始める、というスタイルのダイビングショップもありますが、泳ぎに自信がない方や、水に慣れていない方にとっては、正直なところ、ハードルが少し高いかもしれません。 ティージェーが強くおすすめしたいのは、海に入る前に、まずは足の着く深さのダイビング専用プール(あるいは、プールと同じように波や流れがなく、透明度も安定している、ごく浅い限定水域)で、基本的なスキルの練習をじっくりと行わせてくれるダイビングショップを選ぶことです。 プールなら、万が一パニックになりそうになっても、すぐに顔を上げられますし、インストラクターもすぐそばで、あなたの表情や体の動きを細かく見ながら、適切なアドバイスをしてくれます。 落ち着いた環境で、水に慣れ、呼吸の仕方やマスククリアといった基本的なスキルに自信が持ててから海へ移動する、という段階を踏むことで、海での不安が格段に減り、よりリラックスして水中ツアーを楽しむことができるはずですよ。
ちなみに、ティージェーのいる「三浦 海の学校」では、泳ぎに自信がない方や、水に少し恐怖心があるという方でも、安心して体験ダイビングにチャレンジしていただけるよう、まずは浅くて波のない穏やかなビーチ(状況によっては提携プール)での練習時間を十分に確保することを、何よりも大切にしています。 お客様一人ひとりの表情や反応を丁寧に見ながら、呼吸の仕方から、マスクへの水の対処法、耳抜きのコツまで、あなたのペースに合わせて、そして何よりもリラックスして水に慣れていただくことを第一に考えて、プログラムを進めていきます。 「こんなこと聞いてもいいのかな…」なんて思うような、どんな些細な不安や心配事でも、遠慮なくティージェーにご相談くださいね。あなたの「海の中を覗いてみたい!」というその純粋な気持ちを、私たちが全力でサポートします!
まとめ:「泳げなくても大丈夫!」は本当?その答えは…
体験ダイビングは、泳ぎが得意でなくても、楽しめる可能性を秘めた、本当に素晴らしいアクティビティです。 しかし、それは「誰でも、どんな状態でも、必ず100%楽しめる」というわけではありません。 海で体験ダイビングを安全に、そして心から満喫するためには、陸上や浅い水域で、いくつかの最低限必要なダイビングスキル(水中での呼吸、マスククリア、耳抜きなど)を、落ち着いて習得する必要があります。 もし、このスキル練習の段階で、水への恐怖心などからつまずいてしまうと、残念ながら、その先の海での水中ツアーに進むことが難しくなってしまう場合もあります。
それでも、「やっぱり、あの美しい海の世界を、一度でいいから自分の目で見てみたい!」 そんな強い想いをお持ちのあなたは、ぜひ、
- 徹底した少人数制で、一人ひとりに寄り添ってくれるダイビングショップ
- 言葉のコミュニケーションがしっかり取れる、信頼できるインストラクターがいるダイビングショップ
- そして何より、プールなどの穏やかな環境で、あなたのペースに合わせてじっくりと練習させてくれるダイビングショップ を選んで、その夢への第一歩を踏み出してみてください。
正しい準備と、あなたに合ったダイビングショップ選び、そしてほんの少しの勇気があれば、泳ぎの得意不得意に関わらず、体験ダイビングはきっと、あなたの人生にとって忘れられない、最高の思い出をプレゼントしてくれるはずですよ! その最初のドキドキを、最高のワクワクに変えるお手伝いを、ティージェーにさせていただけたら嬉しいです。
◆ 泳ぎが苦手でも体験ダイビングできる?不安なことはLINEでティージェーに聞いてみよう! https://lin.ee/wmURTM3
三浦 海の学校 紹介 都心から日帰りOK!「三浦 海の学校」で、泳ぎが苦手でも安心の体験ダイビング! 神奈川県三浦市、美しい諸磯(もろいそ)の海に面した「三浦 海の学校」では、泳ぎに自信がない方や、水に少し不安がある方でも、安心してご参加いただける体験ダイビングプログラムを、1グループ完全貸切で提供しています。都心からのアクセスも良く、目の前が穏やかなビーチなので、リラックスして水中世界への第一歩を踏み出せます。経験豊富なインストラクター(ティージェーもいます!)が、お客様一人ひとりのペースに合わせ、プールや足の着く浅瀬での丁寧な練習から、ゆっくりと海中散歩へとエスコート。あなたの「初めての海」が、最高の笑顔で満たされるよう、全力でサポートします! 三浦 海の学校の体験ダイビング詳細はこちら!
Kindle Unlimited で読める!ティージェーのマリンアクティビティ電子書籍 体験ダイビングの前に、海の生き物のことをもっと知りたい!ダイビングの基本的な流れを予習しておきたい!という方には、Kindle Unlimitedで読み放題の電子書籍もおすすめです。ティージェーも、初めての方向けのダイビング入門や、水中世界の魅力に関する書籍の執筆に携わっています。読めば、体験ダイビングへの期待感がさらに高まるかもしれませんよ。 Kindle Unlimitedでティージェーの本を探す!